筋トレで起こりやすいケガとは?対処法や予防を紹介
筋トレは身体の健康やハツラツさを保つために有効です。しかし、間違ったトレーニングや器具の扱いをすると、ケガにつながりやすくなります。そこで本記事では、筋トレの際に発生しやすいケガや対処法、予防策をまとめて紹介します。この記事を参考にして、筋トレによるケガを防ぎ、万が一のときも対処できるようになりましょう。
筋トレの際に発生しやすいケガ
筋トレ時に発生しやすいケガとしては、肉離れ、オーバーユース、腱鞘炎、そして靭帯損傷などがあります。
肉離れ
肉離れは筋肉が負荷に耐えられずに切れるというケガであり、大腿四頭筋やハムストリングス、腓腹筋などが影響を受けやすい部位です。特にエキセントリック収縮(伸縮性収縮)の負荷がかかる際に発生しやすく、たとえばレッグカールの際に膝を伸ばす動作などで注意が必要です。
オーバーユース
オーバーユースは急性のケガではなく、同じ動作の繰り返しによって筋肉や関節が炎症を起こし、痛みを引き起こします。特に高頻度や高重量で動作を行うと疲労が蓄積し、フォームの崩れや無関係な部位へのストレスが加わります。
腱鞘炎
腱鞘炎(けんしょうえん)は手首の腱鞘に炎症が起こるケガであり、バーベルやダンベルを使用する際に手首に負担がかかりやすくなり発生します。たとえば、ベンチプレスで手首が反ってしまうと腱鞘炎のリスクが高まります。これは間違ったフォームや正しくダンベルやバーベルを握れていないのが原因です。
靭帯損傷
靭帯損傷(じんたいそんしょう)は関節のストッパーとされる靭帯に過度なストレスがかかり、損傷してしまうケガです。スクワットなどの動作で膝が内側に入り過ぎると靭帯が損傷する可能性があります。これは間違ったフォームや筋力不足、高負荷のトレーニングが原因とされます。
以上が筋トレにおける主な怪我のリスク要因であり、適切なフォームやトレーニング量、休息などの管理が重要です。
ケガをしたときにすべき対処法
筋トレ中にケガをした場合、適切な対処法を知っておくことが重要です。その中でも、RICE処置は特に重要な応急処置方法です。RICE処置は、Rest(安静)Ice(冷却)Compression(圧迫)Elevation(拳上)の4つの要素からなります。これらの処置を早急に行うことで、怪我の悪化を防ぎ、患部の治癒を早めることができます。
まず、Rest(安静)では、ケガをした部位をできるだけ動かさずに安静にしておくことが重要です。その後、Ice(冷却、アイシング)を行います。氷や冷却パックを使ってケガをした部位を冷やすことで、腫れや炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。
次に、Compression(圧迫)では、伸縮性のある包帯などを使ってケガをした部位をしっかりと圧迫し、腫れや炎症が進行するのを防ぎます。最後に、Elevation(拳上)では、ケガをした部位を上げて心臓よりも高い位置に保ちます。これにより、血液の循環が改善され、腫れや炎症が引きやすくなります。
しかし、RICE処置だけでは完全に治療が終了するわけではありません。ケガの状態や重症度に応じて、医療機関での治療が必要です。自己流の治療では、症状が改善しても再発のリスクが残ります。特に、筋トレでのケガは見た目で分かりにくい場合もあるので、専門医の診察と治療を受けることが重要です。
医療機関では、専門医が怪我の状況を正確に評価し、適切な治療方法を提供してくれます。また、再発を防ぐための適切なリハビリテーションやトレーニングの指導も行ってくれます。筋トレでケガをした際は、RICE処置を早急に行い、その後は医療機関での専門医の診察と治療を受けるのが大切であり早期の回復と再発の防止につながります。
筋トレでケガをしないための予防策
筋トレの際にケガを予防するためには、いくつかの重要なポイントがあります。
正しいフォームでのトレーニング
正しいフォームでのトレーニングが必要です。誤ったフォームで行うことは、筋肉だけでなく関節や靭帯にも過度な負荷をかけることにつながります。YouTubeや書籍などで正しいフォームを学び、そのフォームを崩さずにトレーニングを行いましょう。特に高負荷トレーニングの場合は、フォームの正確性がより重要となります。
ウォーミングアップ
ウォーミングアップも欠かせません。ウォーミングアップを行うことで筋肉や関節を準備し、ケガのリスクを減らすことができます。ジョギングやランニングを行って身体を温め、アクティブストレッチを行って筋肉を柔らかくしてから、軽負荷でのトレーニングを行いましょう。
クールダウン
また、筋トレ後のクールダウンも重要です。筋トレ後に軽いジョギングやランニングを行い、筋肉を疲労させないようにしましょう。また、鍛えた部位のストレッチを行い、筋肉の硬直を防ぎましょう。
栄養摂取
適切な栄養摂取もケガ予防には欠かせません。筋肉を鍛えるためには、タンパク質が重要です。日々の食事から適切な量のタンパク質を摂取し、筋肉の修復や成長をサポートしましょう。また、炭水化物や脂質もバランスよく摂取することが重要です。
十分な睡眠
十分な睡眠もケガを防ぐうえで重要です。睡眠中に分泌される成長ホルモンは、筋肉の回復や成長に重要な役割を果たします。適切な睡眠時間を確保し、筋トレ後の回復をサポートしましょう。
まとめ
筋トレは健康や体力向上に効果的ですが、誤った方法で行うとケガのリスクが高まります。肉離れや腱鞘炎、靭帯損傷などが主なリスクです。しかし、ケガをした場合でも適切な対処法があります。RICE処置を行い、早期の医療機関での受診が重要です。
さらに、ケガを予防するためには正しいフォームでのトレーニング、ウォーミングアップとクールダウンの実施、バランスのよい栄養摂取、十分な睡眠の確保が必要です。以上の対策を講じることで、安全かつ効果的な筋トレが可能となります。健康的な体づくりに向けて、正しいトレーニングとケガ予防を心がけましょう。
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引用元:https://www.fit-the-top24.jp/
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