子どもをスポーツジムに通わせてもいいの?適切なタイミングは?
子どもに運動する習慣を身に付けさせたり体力をつけさせようとしたりして、スポーツジムに通わせることを考えている人もいるのではないでしょうか。子どもの発育に合わせて、適切な運動やトレーニングを行うことはとても重要です。今回の記事では、子どもをスポーツジムに通わせることの是非やタイミングについて紹介します。
子どもたちの体力低下が社会問題になっている!?
文部科学省は毎年「体力・運動能力調査」を行っています。その結果によると、現在の子どもの体力・運動能力は30年前と比較してほとんどの項目が下回っているとのことでした。反対に身長・体重は30年前より上回っている数値が出ています。体格には恵まれているのに、体力は低下しているということが問題視されています。
体力の低下が将来的に健康問題を引き起こす可能性が
子どものうちから体力が低下していると、そのまま体力のない大人へと成長してしまい、結果的に健康問題を引き起こす可能性が高いです。大人になってから運動習慣を身に付けることがより難しくなり、メタボリックシンドロームなど生活習慣病の原因になったり抵抗力・免疫力の低下につながったりしてしまいます。そのような大人が社会を支えなければならないので、健康面はもちろん社会的にも不安が大きくなるのではないかと懸念されています。そのため、子どものうちからしっかり体力をつけておきましょう。
子どもをスポーツジムに通わせてもいいのか
子どもに運動させようと考えた時、まずはクラブ活動や部活動などに入れるのが一般的です。しかし、特定のスポーツに取り組んだり集団で行動したりするのが苦手だという子どももいるでしょう。
その場合、スポーツジムに通わせることも視野に入れて考えるかと思います。子どもを対象としたキッズコースを展開しているスポーツジムもあり、体力だけでなく精神力を鍛えるという観点からも、幼いうちから運動に慣れ親しむことは大切です。しかし、本格的なスポーツジムに通わせるのであれば、ウエイトトレーニングに取り組める高校生からがおすすめです。
なぜ高校生からがいいのか
なぜスポーツジムに通わせるのは高校生からがいいのでしょうか。それは、筋トレなどのウエイトトレーニングを中学生以下の子どもにさせることは、あまりおすすめできないからです。まだ体ができあがっていないうちから筋トレすると、かえって体を痛めやすくなってしまいます。
「子どものうちから筋トレすると背が伸びなくなる」という言葉を聞いたことはありませんか?これはもちろん迷信なのですが、筋トレの方法によっては発育期の骨に存在する成長軟骨に負荷をかけてしまうので、身長が伸びなくなってしまう可能性があります。体に見合っていない重量のウエイトトレーニングを行うことはおすすめできません。そのため、中学生まではスポーツジムの筋トレマシンなどを利用するのではなく、自重トレーニングを行ってください。
中学生までは自重トレーニングがおすすめ!
幼年期~中学生までの子どもには、自重トレーニングといって自分の体重を負荷にして行う筋力トレーニングがおすすめです。ダンベルやバーベルといった器具は使わず、自分を使ってトレーニングするので、自宅などのちょっとしたスペースでも行えます。筋肉に負荷がかかりにくく、運動が苦手な子どもや運動を始めたばかりの子どもでも無理なく自分のペースで取り組みやすいという特徴があります。
年齢別おすすめトレーニング法
未就学児のうちは、トレーニングという単語にとらわれずとにかく体をたくさん動かすことを促してあげましょう。まずは体を自分の思いどおりに動かすことを学びます。小学校に進学したら、座ったままや寝たまま行えるトレーニングを徐々に取り入れていきます。腕立て伏せや腹筋・背筋といった自分の体を使って行える筋トレを、1日10回ずつなど少ない回数から始めてください。筋肉をつけるというよりは、運動能力を向上させて体をより上手に扱えるようになることをイメージしましょう。
中学生になると、とくに男子は体が急成長する時期を迎えます。成長期に適切なトレーニングを行えば、体をしっかり支える基盤を作ることができるので、引き続き自重トレーニングに取り組んでください。この時から軽量の負荷をかける筋トレメニューを始めるのもおすすめです。高校生になってある程度体の成長が終わったら、筋肉を発達させるチャンスです。筋トレマシンや自分の体に合った重さのダンベルなどを使ってトレーニングすれば、筋力を著しく成長させることが期待できます。このタイミングでスポーツジムに通うとより効果的だといえます。
まとめ
子どもをスポーツジムに通わせることについて、またおすすめのトレーニング法について紹介しました。子どもの体力低下が心配される昨今、幼いうちからしっかり運動習慣を身に付けることはとても重要です。しかし、やみくもに運動させたり体を鍛えたりすることは、かえって子どもの成長・健康を阻害しかねません。年齢や体の発育に合わせたトレーニングをすることで、健康的な生活を送ることができるようしっかりサポートしましょう。
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引用元:https://www.fit-the-top24.jp/
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