運動が認知症予防に役立つ?シニアにこそ勧めたいスポーツジム習慣
適度な運動は健康的な生活を送るうえで欠かせません。運動は健康状態を維持するだけでなく認知症の予防に効果的だといわれており、スポーツジムなどで運動することによって、健康寿命を延ばすことにつながります。今回の記事では、運動が認知症予防に役立つ理由やシニア世代におすすめの運動習慣について紹介します。チェックしてみてください。
運動が認知症予防に役立つといわれる理由
認知症が発症する根本的な原因は、現在も解明されていません。しかし、適度な運動は認知症の予防に役立つといわれています。海外では、週3回以上運動している人は運動していない人に比べて認知症の発症リスクが下がったという研究結果が出ています。なぜ運動すると認知症の予防につながるのでしょうか。
それは、運動することで脳が活性化するからだと考えられています。体を動かすとき、まず脳が筋肉を動かそうとして指令を出します。その指令を受けて筋肉は動き、それと同時に筋肉からもシグナルが出て、それが脳に伝わることで脳が活性化するのです。このように脳と筋肉は互いに刺激し合うため、運動をすることで認知症予防が期待できるといわれています。
生活習慣病と認知症
生活習慣病と認知症には深い関係があるようです。代表的な生活習慣病として、メタボリックシンドロームがあげられます。アメリカの研究で、高血圧・糖尿・高脂血症・肥満という4つの因子のうち、3つ以上有している人はこれらの因子を有していない人に比べてアルツハイマー型認知症の発症リスクが3倍以上になるという報告がありました。つまり、運動することでメタボリックシンドロームを予防すれば、アルツハイマー型認知症の発症リスクを軽減させることができるというわけです。
認知症を予防するのに必要な運動量
認知症を予防するために運動をするといっても、「どれくらいの運動をすればよいのかわからない」という方も多いはず。そこで、認知症予防に必要な運動量について解説します。いきなり運動を始めようとしても、思うように体が動かず長続きしない可能性があるので、まずは週に3回以上、1回30分以上の運動から始めましょう。
最初は散歩する、家事や庭仕事など体を動かす機会を増やす、近くのお店に行くときは車を使わないなど、簡単なことから取り組んでください。また、ただ歩くのではなく少しオーバーに腕を振る、意識して大股で進む、人と話しながら歩くなど、プラスアルファで動きをつけることをおすすめします。動かす筋肉や行う作業が多ければ多いほど効果的です。
運動習慣が身に付いたらスポーツジムへ
認知機能を改善する方法として、有酸素運動と筋力トレーニングの両方を行うことがあげられます。週3回以上運動する習慣が身に付いたら、スポーツジムを利用して筋肉の強化と有酸素運動に取り組みましょう。1つの部位だけでなく全体の筋肉をバランスよく鍛え、ランニングマシンや自転車(フィットネスバイク)、水泳などを行ってください。筋力がつけば脳も活性化して、相互機能が高まることで認知機能の改善につながるだけでなく、体も動かしやすくなって日々の生活が楽になります。生活の質を向上させるうえで、運動は欠かせない存在です。
日々の運動には認知症予防以外にもメリットがある
日々の運動は認知症を予防する以外にも、さまざまなメリットをもたらします。先ほど挙げた通りメタボリックシンドロームの予防が期待でき、それは同時に高血圧・糖尿病・心疾患のリスク軽減にも期待できます。さらに、運動して筋肉だけでなく体力がつけば、日々の生活で疲れにくくなるので、また運動する時間を増やせるという相乗効果が得られるでしょう。
そして筋肉がつくことで体を支える力が高まり、膝や腰など体の傷みが軽減します。高齢になるとどうしても骨がもろくなり、転倒して骨折してしまう人も少なくありません。運動は骨も丈夫にしてくれるので、そのようなリスクからも体を守ってくれます。
また、体を動かすと代謝が向上し、血行が促進してシニア世代が悩みがちな冷えや肩こりといった症状の改善が期待できます。人間が本来持っている免疫力・抵抗力が高まるので風邪予防にも効果的です。体を動かすことでエネルギーを消費して空腹を感じやすくなるので、食が細くなりがちな高齢者の食生活改善にもつながります。運動の効果をより得やすくするために、バランスのとれた食事を心がけましょう。
体以外も丈夫に
体を動かすことで気分がすっきりすることが増え、抑うつや不安感、ストレスが解消されます。家でじっとしていると、いろいろなことを考えてしまって気分が暗くなった経験はありませんか?
そんな時は思い切って体を動かして気分転換することをおすすめします。爽快感を味わって気分がリフレッシュすれば、自然と前向きな気持ちになります。日々の生活を充実させるためには、運動習慣を身に着けることが重要です。
まとめ
運動が認知症の予防に効果的である理由やシニア世代におすすめの運動習慣について紹介しました。運動することで脳も筋肉も活性化し、認知症の発症リスクを軽減できるだけでなく体も心も健康になります。まずはウォーキングなどできることから始め、体を動かすことに慣れてきたらスポーツジムで筋トレと有酸素運動に取り組み、健康的な生活を送ってください。
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引用元:https://www.fit-the-top24.jp/
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